G's court

NBA, NCAA, Bリーグなど国内外のバスケのあれこれを

【NBAプレイオフ】勝負どころで魅せるエース・ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)

どうもGです。

 

大学の課題や塾のアルバイトの夏期講習も終わり、夏休み突入ということでここから、記事をたくさん書いていきたいと思います。

 

NBAは再開し、早いもので先日からプレイオフに入りました!応援しているウィザーズは一勝しかできず、早々とプレイオフの出場権を逃しましたが、八村選手やトーマスブライアント選手の活躍など、大エース・ブラッドリービール選手の不在の中で収穫も多かったと感じました。

 

さて、ここからが本題。本日のマイアミ・ヒートインディアナ・ペイサーズイースタンカンファレンス第一戦はヒートが113ー101で勝利を飾り、7戦中4戦先勝で次のラウンドへ進むことのできるプレイオフで良いスタートダッシュを切りました。

 

序盤から非常に拮抗していた試合、両者一歩も譲りませんでしたが、差がついたのは最終クオーターでした。第3ピリオド終了時、81-80とヒートがギリギリのリードで迎えた第4ピリオド。蓋を開ければヒートがクオーター得点32-20と圧倒し勝利しました。ここで魅せたのがジミー・バトラー選手と”ドラゴン”ことゴラン・ドラギッチ選手でした。

32得点中14得点がドラギッチ選手、10得点がバトラー選手による得点で4ピリの得点約8割が2人の得点でした。得点こそ、ドラギッチ選手の方が記録していますが、よりインパクトを残したのはエース、バトラー選手でしょう

 

 

バトラー選手は今シーズン平均19.9得点でヒートのスコアリングリーダーでしたがシーズンを通しての3ポイントシュートの確率が24.4%と彼のキャリアではダントツで最低の数字。そんなバトラーが今日の第4ピリオド、2本連続の3ポイントシュートで勝負を決定づけたのです。プレイオフでの俺は一味違う、と言わんばかりの連続得点でした。

そして、オフェンスだけでなく、ディフェンス!マッチアップした相手のTJウォーレンはディズニーリゾートでの再開から絶好調。本日も第3ピリオドまでは19点とペイサーズを牽引しましたが拮抗した状態で始まった最終ピリオドはバトラーに抑えられ、3点しか取れませんでした。そして面白いことに、実はこのバトラーとウォーレンの2人、犬猿の仲なんです!

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(image's via/https://sports.inquirer.net/401518/pacers-heat-set-to-restart-their-playoff-rivalry/amp)

ことの発端は昨冬1月8日の試合、ウォーレンの故意的なファールで掴まれたバトラーがブチギレて取っ組み合いになり、2人にテクニカルファウル、そしてバトラーがオフェンスファウルを犯しそれを煽ったウォーレンが2度目のテクニカルで退場という始末。試合は圧倒的にヒートが勝っていました。

↓火花を散らす2人

 

試合後のインタビューでバトラーはウォーレンに対し「ヤツにとっては辛いだろう、俺はヤツを守れるのにヤツは俺を守れないからね。」と強気の発言。

↓インタビュー

 

今日は試合を通じてマッチアップした2人。バトラーは28得点、ウォーレンは22得点。

今日はまさにバトラーが言った通りになってしまったのではないでしょうか!

 

↓バトラーの本日4ピリのハイライト

 

この調子でバトラーが大活躍するのも見たいですが、ウォーレンもこのまま黙ってはいられないはず!第二戦は明後日。注目です!

 

「アバウト:NBAドラフト2020」5位以内は確実!?今季の全米大学バスケ最優秀選手!オビ・トッピンって何者?

どうもGです!更新が遅くなり申し訳ございません。

 

つい最近、アメリカで悲惨な事件が起き、デモが続いています。悪いことは、誰がやったって悪い。殺すなんて言語道断。それ相応の罰を受け、償うべきだと思います。もちろん、デモに乗じて盗みや暴力をふるった人もです。

 

アメリカの国内情勢は不安定な中ですが、つい先日、NBAの再開が決まりました!

7月31日からです!!

詳細は追ってブログに書こうと思っております。

 

はてさて、今回注目していくのは今季、バスケットボールの創始者の名を冠したネイスミス・カレッジ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(シーズンを通しての全米大学最優秀選手)を受賞した大注目プロスペクト!

 

オビ・トッピンくんです!!

 

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(image's via/https://www.google.co.jp/amp/s/amp.lohud.com/amp/2907870001)

 

それでは早速プロフィールから見ていきましょう!!

 

[プロフィール]

オバディア・トッピン (登録名がオビ・トッピン)

年齢:22歳(1998年3月4日生まれ)

身長:208cm

体重:100kg

ウィングスパン:216cm

ポジション:パワーフォワード

出身地:ニューヨーク州ブルックリン

大学:デイトン大学

ニックネーム:OBI

背番号:1

 

ウィングスパンが長い!!体重は現役のNBAのPFと比べると、身長の割には軽い気がします。

 

さあ、ここからは彼の長所と短所を見ていきましょう!

 

[長所]

①器用なフィニッシュ

彼の魅力はなんと言ってもフィニッシュです!!ジャンプ力が高くそれを活かしたド派手なダンクが注目されがちですが、レイアップシュートのステップのバリエーションも豊かですし、ウィングスパンを活かしたフックシュートもお手の物です。しかも両手を遜色なく使いこなすことができます。アウトサイドシュートに関しては、あまり打っていない中でフォームやエアボールの多さが問題視されていますが、キャッチからのシュートはしっかり沈めますし、実際の確率も36%と、そこまで悪くなく成長の余地が十分にあります。

↓オビのハイライト(VS ジョージワシントン大)、今季オビの見せた107つダンクの中の1位からシンプルなプレーまであります。You must watch it!!!

②相手と仲間の動きをよく見たパス

彼は非常にうまくパスを捌くこともできます。しっかりとディフェンスを読み、正確なパスを出します。デイトン大学ではエースだったオビに、逆サイドのディフェンスがカバーに寄ったり、ダブルチームを仕掛けてきたりしましたが、落ち着いて、確実に、空いてる味方にパスを回しました。数字を見るとアシストよりターンオーバーの方が多いですが、彼のディフェンスを読む能力とパスの正確さは非常に優れていると言えます。

③ピック&ロール

彼のスピードとジャンプ力の高さを活かしたピック&ロールもまた武器です。①であげた動画の1分8秒ごろのところにもありますが、スクリーンをかけ、ロールしてすぐにガードの選手のふわっとしたパスからのアリウープというのはデイトン大学の作戦の一つでした。彼の早さと高いジャンプ力は、NBAの世界でも多用されるピック&ロールの際の脅威になるでしょう。また彼のシュート能力が上がれば、ピック&ポップ(スクリーンをかけてリングの方に向かうのでなくアウトサイドに出る)からの3ポイントシュートでますます守りにくいプレーヤーになれるでしょう。

[短所]

・ディフェンス

長所のほとんどはオフェンスでしたね。そこから予想できるように、多くのスカウトが彼のディフェンスには不安要素が多いと見ています。まずは彼のディフェンスフットワークです。オビのダッシュの速度は遅くないですが、ディフェンスの腰を落とした姿勢になると相手についていけなくなることが多いです。またオフボールのディフェンスも注意が散漫なことが多く、相手のピック&ロールに対しスイッチにいかなかったり、インサイドプレーヤーであるにもかかわらずボックスアウトをしなかったりなど、ディフェンス意識の改善が必要でしょう。

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そしてポストディフェンスは最も顕著な不安要素の一つです。まず彼は大学でセンターポジションで出場しており、相手のほとんどは彼より身長も体重も大きいプレーヤーをついていました。体格差はもちろん、それを補うフットワークもないオビは相手のオフェンスの穴として狙われることが多かったです。NBAでオビはセンターではなくパワーフォワードで起用されると考えられていますが、カレッジのプレーヤーよりも、大きいサイズかつ速い選手がゴロゴロいるので、ディフェンスの穴として見られないためにも、ディフェンスの全体的な改善が必要でしょう。

カンザス大のセンター、ウドカ・アズブケ選手のハイライト。非常にサイズのある選手で、マークしているオビはポストプレーで圧倒されている。

 

[NBA選手との比較]

毎年プロスペクトたちは元選手または現役のNBAプレーヤーとプレースタイルや能力を比較されます。オビはどんな選手と比較されているのかというと、フェニックス・サンズスティーブ・ナッシュとともに大活躍し、オールスターにも選出された名選手!

アマレ・スタウダマイアー選手です!

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(Image's via/https://athletenicknames.club/amare-stoudemire-stat/)

 

オビはゴーグルはつけませんが、機動力、ジャンプ力そしてチャンスがあれば派手なダンクやブロックをを狙いにいく姿勢はスタウダマイアーのプレースタイルと非常に似ているところがあります。オビ本人も、他の人によくスタウダマイアーみたいと言われるとインタビューで語っています。オビはあまりスタウダマイアーを意識していないと言いますが、彼のようにスラムダンクやスーパーブロックを僕たちNBAファンの記憶に刻んでくれるはずです!また、スターダマイヤーとナッシュの黄金コンビのように、優れたパサーと組めば、ピック&ロールから得点を量産できるはずです!!

↓アマレ・スタウダマイアーのキャリアハイライト

[推薦なしから全米最優秀選手、そしてNBAへ。這い上がってきたオビ]

高校のスーパースターだったスタウダマイアーは高校を卒業し、鳴り物入りNBAに入ったプレーヤーでした(現在は高卒ではNBAには入れない)が、そんな彼と比べるとオビは底から這い上がってきた苦労人なのです。

オビの父親は海外プロリーグでのプレー経験があり、また"Dunker's Delight"という名前で名を馳せたストリートバスケットボールのレジェンドで、オビは幼少期からボールに触れ合っていました。今のオビを見ると、お父さんがストリートで見せていたような、派手なダンクを中学生の頃ぐらいから量産しているように思えますが、彼が初めて試合でダンクを決めたのは高校最後のシーズンで、シンプルなダンクでした。しかもその時のオビの身長は190cm、NBAでいうところの、ガードの選手ほどしかありませんでした。オビは高校時代、地区の中では活躍しましたが、これといった賞や記録はなく、247Sportsが毎年選出している全米の高校最終学年の注目選手、550人近くの中には選ばれず、1部リーグから3部リーグまで、どこもオビに推薦状を送る大学はありませんでした。そこで、オビの母であるロニはバスケをやめて短大に進学させようと考えていました。

しかし高校を卒業した後で、転機が訪れます。オビの父と大学や海外リーグでプレーしたビクター・モナロスがストリートコートでプレーするオビを見たとき、彼のスキルの高さに驚き、短大にはいかず、プレップスクール(大学に行く前に入る学校。高卒の人も名門大学に入るための勉強や、高校では注目されていなかった選手がプロを目指すために入学することができる)に行くべきと考え、奨学金付きでのプレップスクールへの入学を手配し、ロニを説得しました。オビ自身はとにかくそこで頑張って、何部のチームであろうと推薦をもらうために頑張ろうと考えいました。そこでの1年間でトレーニングにより強い肉体を作ると同時に、身長も208cmまでのび、体格もスキルも磨きのかかったオビは頭角を現すようになりました。そして、いつしか多くのNCAA1部の大学から奨学金付きの推薦を受けられる選手になり、デイトン大学への入学を決めます。

学業の成績がよろしくなかったオビの大学1年目は勉強と練習のみで公式戦には出ることができませんでしたが、2年目からは大活躍し、地区でのデイトン大学史上初の地区の新人賞とトップ5に選出され、そして3年目、2019-2020シーズンはコロナウィルスの流行によって中断されたものの、チームを地区優勝に導き、個人としては素晴らしいスタッツを残し、各所から今季大学最高の選手と評され、カレッジバスケの賞として最も偉大なネイスミス賞を受賞しました。オビは誰も注目していなかったNYのプレーヤーから、全米で2万人近くいるカレッジプレーヤーのトップになり、NBAの注目の的となりました。インタビューでオビは「今自分の周りで起きていることが信じられない」と語っています。また、ダンクについてオビは「高校生の頃は全然ダンクができなかったから、今ここまで跳べるようになって、チャンスがあればいつでもダンクを狙うようにしているんだ。」と言います。彼のダンクは成長の印なのです!

大注目のオビですが、自身のこれからについて謙虚に語ります「いつどんな時も努力し続ける、その姿勢は変えない。高校の頃誰からも注目されなかったのが今でも、より上手くなってやるってモチベーションに繋がっているんだ。」

 

↓オビのネイスミス賞受賞記念のハイライト

以上オビ・トッピンについてでした!!無名から這い上がってきたオビのサクセスストーリーの続きをNBAで見れることを楽しみに待ちましょう!!

 

次回はラメロ・ボールについてです!!

 

読んでいただきありがとうございました!

 

[参考文献]

①「Obi Toppin」NBA Draft.net. Retrieved from https://www.nbadraft.net/nba-mock-drafts/ 

②Spencer Pearlman「Obi Toppin Scouting Report」THE STEPIEN. Retrieved from https://www.thestepien.com/2020/02/19/obi-toppin-scouting-report/

③「Obi Toppin's Dayton Highlights prove he is a top 5 NBA prospect | 2020 NBA Draft Scouting Report」NBA on ESPN on YouTube. Retrieved from https://youtu.be/yxpzVO39yCc

④Dave Monaco「Obi Toppin Scouting Report: 2020 NBA Draft Prospect」LINEUPS. Retrieved from https://www.lineups.com/articles/obi-toppin-scouting-report-2020-nba-draft/

⑤Ben Collins「OBI ONE: THE INCREDIBLE RISE OF DAYTON’S OBI TOPPIN」SLAM. Retrieved from https://www.slamonline.com/college-hs/obi-toppin-story/

⑥Zach Braziller「Once an afterthought, Obi Toppin turned Dayton into NCAA title threat」New York Post. Retrieved from https://nypost.com/2020/03/09/once-an-afterthought-obi-toppin-turned-dayton-into-ncaa-title-threat/amp/

⑦「2019-20 Men's Basketball Roster "Obi Toppin」Dayton University Flyers. Retrieved from https://daytonflyers.com/sports/mens-basketball/roster/obi-toppin/10161 

⑧「Obi Toppin uses his past to help fuel his future | CBS Sports」CBS Sports HQ on YouTube. Retrieved from https://youtu.be/wE4zQv5lPuA

「アバウト:NBAドラフト2020」ドラ1最有力!?アンソニー・エドワーズって何者?

どうもGです!今回から早速、ドラフト候補の選手を見ていきたいと思います!

今日注目するのは、NBA Draft.netのモックだけならず、その他のところでのドラフト予想でも軒並み1位予想になっている大注目プロスペクト!
 
 

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(Image's via/https://thewarroomsports.com/2020/04/29/player-profile-anthony-edwards-georgia/amp/)

 

では早速見ていきましょう!!

[プロフィール]

アンソニー・エドワーズ

年齢: 18歳(2001年8月5日生まれ)

身長: 196cm

体重: 102kg

ウィングスパン(両手を伸ばした時の長さ。一般的には身長と同じくらい): 206cm

ポジション: ガード

出身地: ジョージア州アトランタ

大学: ジョージア大学

ニックネーム: Ant-man

 

ウィングスパンが非常に長いのが印象的です。

Anthonyをもじってのアントマンというニックネーム、小さな頃お父さんがつけてくれて、本人もお気に入りのようです!!笑

 

ここからは各サイトのスカウティングレポートを参考に彼の長所と短所を見ていきます!

 

[長所]

①素晴らしい体格と運動能力

まずは彼の体格です。一般的なガードポジションの選手と比べると線が太く、またその大きな体をうまくコントロールできているので攻守両面でアドバンテージを得ることができるでしょう。また、ピック&ロールで大きい選手へスイッチしても当たり負けません。ジャンプ力も高いのでド派手なダンクやブロックを見せることもあります。また、スピードも非常に速く、相手を抜き去ることができます。小さい選手には体格の差で、大きい選手にはスピードの差で勝負できる相手にとっては厄介な選手です。

②優れたボールハンドリング

彼の利き手は右手ですが、左手でも遜色なくドリブル、ワンハンドパスができます。彼のスピード、体格、ハンドリング、そして緩急が混ざったアイソレーション(1対1)は一級品です。

③多彩なシュート

大きな体とスピードでインサイドに切り込みまくって来そう!と思えば、彼には優れたミドル、3ポイントシュートもあります。大きな体をプッシュしスペースを作ってのミドル、インアウトのドリブルからのスリー、またステップバックもお手の物です。かといってそういうシュートを警戒していると。。。Boom!!

今度はドライブでやられてしまうのです。シュートレンジの広さがあるからこそ彼を守るのはますます難しいわけです!

ここでエドワーズのオフェンス集をCheck it out!!

 

[短所]

①シュートセレクション

彼のシュートレンジは広く、シュートを打つまでに持っていく能力も高いですが、各所でシュートセレクションはあまり良くないと言われています。囲まれてパスを出すべきところで無理矢理シュートを打ってしまったり、シュートを打つのが早すぎてしまったりしてしまうところがあります。彼に関しての動画や記事を目に通して、Gはこのシュートセレクションに関しては彼のシーズンを通しての安定感の無さに現れていると感じました。

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(Screen shot via/https://www.espn.com/mens-college-basketball/player/gamelog/_/id/4594268/anthony-edwards)

 

この表はエドワーズの1試合ごとの成績で、1番右のPTSの列の数字たちが彼の得点です。毎試合、彼は30分以上出場しますが、見てわかる通り30点以上とるときもあれば、一桁得点しかできないときもあるのです。きつい体勢のシュートや速攻からのスリーポイントシュートが決まるからこその爆発力かと思いますが、常に打ちすぎは良くないです。彼のシュートセレクションの改善は安定した得点つながると思います。

②ディフェンス

 彼のディフェンスに関する評価もあまり良くありません。相手選手がドリブルをしている時のディフェンスは彼の手の長さや体格から押しに負けず、常に手を出してスティールを奪うこともできます。また本人もインタビューでオンボール(相手がボールを持ってる時)のディフェンスには自信があると言っています。しかし、試合を見ていると常にそうではありません、簡単に抜かれてしまったりするので、もっと常に集中して守る意識が必要だと言われています。

オフボール(相手がボールを持っていない時)のディフェンスには非常に多くの課題があります。中でも顕著なのはピック&ロールでチームメイトとの連携が取れなかったり、スクリーンアウトを忘れてしまうところです。

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[NBA選手との比較]

毎年プロスペクトたちは元選手または現役のNBAプレーヤーとプレースタイルや能力を比較されます。エドワーズは誰と比較されているかというと、あのマイアミヒートの伝説

ドウェイン・ウェイドなんです!

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(Image's via/https://syndication.bleacherreport.com/amp/2869555-dwyane-wade-heat-jersey-retirement-ceremony-reportedly-targeted-for-feb-22.amp.html)

 

ウェイドの体格(203cm、100kg)は非常に彼と似ていますし、エドワーズのスピードやジャンプ力はウェイドと近いものを感じます。また、エドワーズのいたジョージア大学の監督、トム・クリーンはウェイドの大学時代の監督なのです。

クリーンはインタビューで、ウェイドとエドワーズの比較は良くないとしたものの、エドワーズの18歳という若さでの能力の高さはNBAで通用すると語っています。

しかし、彼にはウェイドにないスリーポイントがあります。Basketball-Reference.comのウェイドの成績を見るとウェイドは16年のキャリアの中ででスリーポイントを1番打った年でも1試合平均で3本しか打っておらず(入ったからどうかは別)、それに比べて、エドワーズは大学1年のシーズンの平均は7.7本と多く、確率はほぼ30%としっかり決めています。

全盛期のウェイドはスリーがなくとも毎年、1試合の平均30点近く取る選手でした。エドワーズもウェイドのように、いや超えるくらいの爆発的な得点力をNBAで見てくれるかもしれません。

 

お時間があれば大学の試合で見せつけた、エドワーズの爆発的得点能力をご覧ください。

 

 

 あわせてウェイドのプレーもどうぞ!

 

[エドワーズにとっての地元と家族]

 最後に、アンソニー・エドワーズを語る上で欠かせないのが、彼の地元・アトランタ、そして家族への愛情です。The Undefeatedのインタビュー記事でアンソニージョージア大学でプレーすることについて「地元の家族やチームメイト、コーチの前でプレーするのは夢が叶ったよう」と語っています。彼の最愛の母親と祖母はアンソニーが8年生(日本の中学2年生)のとき、2人とも癌のため亡くなってしまいた。彼のつけている背番号の5番は、癌が見つかってから5ヶ月で亡くなった2人をたたえ、付けています。アンソニーは2人について「母親を失ったのは本当に辛かった、いつも隣で寝てくれていたから」「祖母は家族を常に支えてくれた。僕たちになんでもしてくれたんだ。」と語っています。そしてその悲しみを乗り越えるため、バスケに打ち込みました。「僕と兄弟はお互いにバスケをやめちゃいけないと決めたんだ。母さんやお婆ちゃんがここにいれば、きっと僕たちにバスケを続けてほしいと思っているからね。そこから僕は全てをバスケに捧げらようになった。どんなことも心配しないようになったんだ。」

また、父親は出て行ってしまっていたため、2人の死からアンソニーは主に姉と兄に育てられ、彼らの兄弟はより強い絆で結ばれるようになりました。アンソニーは「家族は僕にとって何よりも大事なもの。家族が僕を必要とするなら、いつでも駆けつけるつもりだよ。」と言います。アンソニーは高校生の時点で全米が注目するプレーヤーで、ジョージア州外の名だたる名門からの誘いがありましたが、家族がいつでも見に来れる、ジョージア大学を選びました。アンソニーは言います「僕がジョージアの少年たちに、地元に残り、地元で夢を追いかけることができると伝えられたらいいなと思う。ただ、地元にいて努力し続けるだけさ。」

 

記事とインタビュー動画を見て、ぜひとも彼の地元、ドラフトでは指名されなくともいつかはアトランタ・ホークスで、家族、友人など彼を支えた人たちが見守る中プレーしてもらいたいなと思いました。

 

以上アンソニー・エドワーズについてでした!!彼の華麗なオフェンスはきっとNBAの世界でも私たちを魅了してくれるでしょう!

 

さいごに、選手の記事やスカウティングレポートにここまで目を通したのは初めてで、感じたことは

NBAのスカウト、細かいところまで見過ぎ!!!

このブログで触れられていない長所や短所もたくさんありますし、サイトや動画よって評価がちょっと変わってたりするので、僕なりに各所で共通しているところをまとめてみました。また、インタビューをまとめたところは英語から日本語への変換に苦戦しました(笑)。とにかく、こんな選手がこれからNBAに来るのか!って心の片隅に置いていただければ幸いです。

 

次回はオビ・トッピン選手に注目したいと思います!

 

読んでいただきありがとうございます!

 

[参考文献] 

①「Anthony Edwards」NBA Draft.net. Retrieved from https://www.nbadraft.net/players/anthony-edwards/#analysis

Matt Howe.「Best NBA fits for Georgia's Anthony Edwards」247Sports. Retrieved from https://247sports.com/Article/NBA-Draft-2020-Anthony-Edwards-Georgia-Bulldogs-potential-number-one-overall-pick-best-team-fit--147231904/

③Mark Cooper.「The Case for NO. 1: Anthony Edwards is a star with a room to grow」The Score. Retrieved from https://www.thescore.com/nba/news/1973510

④Chris Dorch.「Georgia's Anthony Edwards armed with NBA athleticism, NBA strength」NBA.com. Retrieved from http://www.nba.com/article/2020/03/20/georgia-anthony-edwards-draft-feature

⑤「Anthony Edwards: Game Log」ESPN. Rtrieved from https://www.espn.com/mens-college-basketball/player/gamelog/_/id/4594268/anthony-edwards

⑥「Dwayne Wade Stats」Basketball-Reference. Retrieved from https://www.basketball-reference.com/players/w/wadedw01.html

⑦「Georgia's Anthony Edwards breaks down film of his freshman season | 2020 NBA Draft Scouting」NBA on ESPN on YouTube. Retrieved from https://youtu.be/iPa8o9mkhMo

⑧Spencer Pearlman.「Anthony Edwards Scouting Report」The Stepien. Retrieved from https://www.thestepien.com/2020/02/05/anthony-edwards-scouting-report-2/

⑨「Anthony Edwards Draft Scouting Video | 2020 NBA Draft Breakdowns」Hoop Intellect on YouTube. Retrieved from https://youtu.be/obwHBMy8pNk

⑩Marc J. Spears.「Home cooking: Top NBA prospect Anthony Edwards living out dream at Georgia」The Undefeated. Retrieved from https://theundefeated.com/features/home-cooking-top-nba-prospect-anthony-edwards-living-out-dream-at-georgia/

 

 

 

 

 

「アバウト:NBAドラフト2020」今年のドラフトってどうなるの?

こんばんは、Gです。初めての投稿はどんなこと書こうかと悩んでました。大好きなブラッドリービールについてを延々と書きたいなとか、ウィザーズについて書きたいな、とか。。。


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(via/https://www.sportslogos.net/logos/view/305231322020/_NBA_Draft/2020/Primary_Logo)


ですが、頭の中に浮かんだこと、、初投稿からいきなりNBAドラフト2020についてをシリーズで書いていきたいなと思いました!!5年くらい前からずっとドラフトのプロスペクト追いかけたりしてて、彼らについて日本語で、詳しく調べた記事を書き、より多くの人に今年のドラフトにはどんな選手がいるのか知ってもらいたいと思い、早速シリーズ化していきたいと思います。題して、「アバウト:NBAドラフト2020」って、そのまんま!!


今回はコロナウィルスの影響を強く受けている今年のNBAドラフトがどうなるか、スカウトとかはどうなっているのかを書いていきたいと思います!そして、次回からはNBA Draft.net (https://www.nbadraft.net/)のモックドラフト(ドラフト予想)の順に上から1人ずつ、2.3日に1本のペースで紹介していきたいと思います。


それでは早速、今回のテーマ「NBAドラフト2020はどうなるのか?」見ていきましょう。


NBAドラフトの日程は?

まずドラフトは6月25日に行われる予定です。ですが5月1日付のNBAの声明で6月中に行われる予定だった二つのイベント↓


①ドラフトロッタリー:ドラフトの指名順(主に1〜14位)決めのイベント、前シーズンの結果を元にドラフト順を決める。プレイオフ出場が出来なかった、下位14チームでシーズン中勝っていないチームほど上位指名獲得の可能性が増える

②ドラフトコンバイン: 各チームがドラフト候補を呼び練習や練習試合の様子を視察するイベント


これらドラフト前に行う大きなイベント延期することが決まりました。


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(via/https://www.google.co.jp/amp/s/www.nba.com/amp/magic/news/how-nba-draft-lottery-works)


なのでNBAドラフト2020の日程について、5月17日時点で言えることは

6月25日に行われます。

しかし、ロッタリーも行われていなければ、コンバインもできないので延期はほぼ間違い無いのではないでしょうか。シーズンも中断されているのでロッタリーで順位を決めようにも決められないですしね。


・どうやって選手を調べるの?

ではここでどうやってドラフト候補たちを調べるのでしょうか、スカウトたちにとって最もよくプロスペクトたちを見れる場所、NCAAトーナメント(全米大学選手権)やその予選など多くのイベントもまたコロナの影響で軒並み中止となりました。それではスカウティングのため飛び回るスカウトマンたちの仕事は無いようなもの。。。

しかし、こんな中でもNBAのスカウトたちは常に動いています。

過去の試合を見るのはもちろん、

ZOOMでミーティングをしているようです。

どのような内容を話しているのかはわかりません!とにかくステイホームで選手と話をしているようです。

しかし、オンラインミーティングだけでは選手たちの本当の人柄がわかりませんよね(笑)

このブログを書いてる私も大学生で新学期が始まり、オンラインで会ったこともない人と話していますが、実際に会わないとわからない、雰囲気とか、覇気といいますか、ありますよね。(笑)

CBSスポーツがスカウトの方(匿名)に話を聞いたところ、スカウト方は過去の試合映像を見れば各選手の才能はわかるが、生で見ないとわからない選手の人柄や性格を知れないのが難しいところであると語っています。

オンラインで話したらいい子だったのが、本当はすごい態度悪い奴だったら嫌ですよね。


以上「NBAドラフト2020はどうなるのか?」でした。筆者は関連する記事を見ていると、延期になるだろうなと考えています。また、中断されたシーズンがどのように扱われるか、再開するかしないかでまたこのドラフトの日程が変わって来ると思います。最悪の場合は中止も。。。早くコロナが落ち着いて、いろいろなことが決まってくるのを待ちましょう。いつも移動ばかりのNBAスカウトたちもステイホームで働いてます。皆さんもなるべくステイホームでお過ごしくださいませ。


次回はNBADraft.netのモックドラフトで現在1位、ドラフト上位超有力候補である、アンソニー・エドワーズ君について書きたいと思います。


読んでくださりありがとうございます。


[参考文献]

①Kyle Boone.『NBA Draft 2020: How the draft process is impacted by the coronavirus pandemic』CBS Sports. Retrieved from https://www.cbssports.com/nba/news/nba-draft-2020-how-the-draft-process-is-impacted-by-the-coronavirus-global-pandemic/

②『An early look at the NBA Draft process | Titus & Tate | FOX SPORTS』FOX Sports on YouTube. Retrieved from https://youtu.be/DMH98kpzL8M






ブログ始めました

Gと申します。ここではプロのバスケットボールの様々なことを書きたいと思っています。例えば選手にフォーカスしたり、作戦やルール、契約についてフォーカスしたり、とにかくまずは自分が知りたいことについてを調べ、発信していきたいと思います。

とにかく、よろしくお願いします!!